ヘブン   川上 未映子

みなさん、こんばんは。今日は日勤のじゅぼんです。
昨日は映画を見ようと思ったら、母校の、高校創立90周年記念の名簿が届いて、目を通していました。
そしたら映画を見る時間を失くしてしまいました(笑)そんな日があってもいいんです。
夜は、だいちゃんと仙台で夕食をご一緒しました。2時間という短い時間でしたが、楽しかったです。
いつか新橋まで行くぞ!

さて今日は、旦那さんの泡銭で買った本第2弾。一昨日一気読みしたので、紹介します。

ヘヴン

川上 未映子 / 講談社


この本は、芥川賞受賞以来初めて書いた彼女初の長編小説です。

以前「情熱大陸」で彼女の回を見て、気になっていた本でした。
ただ買うことに躊躇したのは、重いテーマでしたし、1400円という値段が、
私には少々手が出せないでいました。(TSUTAYAで1枚100円のDVDは10枚レンタルしてるのにね)
でも旦那さんからいただいた泡銭でしたので、何のためらいもなく買えました(失礼な表現ですみません)

作者自身、かなり〆切を何度も延期してもらって、展開を考えるのに苦労して産み出した作品。
主人公は中学生の僕。ロンパリと言うアダ名でクラスの男子から酷いイジメに遭っている中2男子。
決して親には知らせず、一人耐えていた。そしてその彼に無記名の手紙が届くところから物語は始まります。

読み始めたら、どんな展開になるのか?どんな風に終わりに向かっていくの?と
どんどん読み続けていって、一気読みしてしまいました。

読み終わった感想。えぐい。辛い。心が痛い。
だけど見方を変えれば、ある意味ハッピーエンドなんだと思う。
生々しい描写が妙にリアルで、こんな経験したことないけど、自分がイジメられてる側なら自殺を考えるし、
イジメてる側でも、自分を正当化することに必死で、ますますイジメをエスカレートさせて、
見ないフリ、知らないフリをして、自分を守ることしか考えていないかもしれないと思った。
どの立場にも自分はなり得る。コジマと言う女子のイジメられっ子以外は…。

コジマという彼女は本当に強い。意志が強い。自分に起こっている事を理解・把握。そして受け入れている。
私が中2の時、あんな風に物事を考える事ができただろうか?

現実にあるであろう、イジメ社会。大人が知らない所で、知られないように、こっそりやってるイジメ。
でもそれはあまりに残酷で、厳しい現実で、大人社会で言うリストラよりも辛いようにも伺えた。
社会人のイジメは、理性がどこかにあって、あまりエスカレートしない。
でも子供から大人に成長する過程にいる少年少女には理性が完全に形成されていない分、
終わり…つまり限界を知らない。だけど果たして本人達が悪いのか?
バレなければ、何でもOKみたいな世の中にしてしまった、私達社会が悪いのか?
自分の中に住みついてる悪の心が悪いのか?一体何なのか?

読み終えた時、「何とも後味が悪い」と言う感情が先立ってしまったが、
一晩寝て、起きて、改めて「ヘブン」の内容を考えた時、↑に書いたように様々な疑問が浮かび上がった。
著者の意図するものは?彼女が伝えたかったのは何か?

どちらが正義、どちらかが悪。そんな考えではない。
どちらの考えも捕らえ方も、出来事も、平等に描写されている。
そこから自分達が何を汲み取らなければいけないのか?…これが問題だと思う。

涙こそ出なかったが、今の時代に産み出されたこの作品。
この時期に発売された意味が必ずどこかにあるはずだと、信じたい。今出会って良かったと思いたいです。
あまり上手くまとめられずにすみません。率直な感想でした。


昨日もビジネス本をBOOK OFFでポイントでゲットしてきました。
読もうか悩んでいた本でしたが、定価より600円安いので、即買いでした。その本の紹介はまた後日。
今日は朝から濃厚な1日になりそうな予感。気合入れて頑張るぞ!
明日こそは、マックでコーヒー無料でゲットだ!(昨日も忘れてた…。夜に行けば良かったのにね)
今夜は足に「休足時間2種類貼り」をして、寝ようと思います。ではまた。
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by jyubon | 2009-10-13 00:12 | ほん