遥かなる水の音 村山由佳

みなさん、こんばんは。今日はクリスマス・イヴですね。そんな日に夜勤のじゅぼんです。
ここ数日、職場に関わった高齢者が次々に天に召されて、ショックを隠せません。
でも頑張らなきゃ♪さて今日は、やっと読み終えた本をご紹介します。

遥かなる水の音

村山 由佳 / 集英社



この本は、2009.10.30に発売になった、村山由佳さん最新作品です。
彼女が「ダブルファンタジー」で様々な賞を取った後の作品とあって、話題作です。
しかもその「ダブルファンタジー」よりも分厚い本で…。焦りました(笑)


 「僕が死んだら、
 その灰をサハラにまいてくれないかな」
 


パリで働く緋沙子は、フランスの恋人と婚外婚状態に悩んでいた。

そんな折、彼女の弟が若くして世を去る。

弟の遺言を叶えるため、彼女はモロッコへ旅することに。

同行者は、弟の友人カップルと、ゲイの中年フランス人。

互いを理解できないままに、さまざまな事情を抱えながら、4人は異国を旅する。

イスラム教徒の現地ガイドとの交流など、異文化に触れていくなかで、

4人は徐々に互いが抱える問題や思いに気がついていく。

美しく妖しい魅力を放つモロッコを背景に、

友情、同性愛、姉弟愛など多様な愛のかたちを描く。
 


物語の内容を大まかに言うと↑のようになります。
詳しくはこちら…遥かなる水の音HP←クリック♪

村山さん自身「ダブルファンタジー」を書かなかったら、
この物語は書けていないと断言されております。それほどの作品なのかと。

この世に生まれ、色々な環境で育ち、社会と言う名の学校や会社で色々な人と出会い、
そして別れも経験します。
そんな中、仲間と出会い、好きな人と巡り合う。でも許されない恋もある。
そして、人とは、いつどうなるかなんて、神のみぞ知る…そんな存在な訳で。

この物語を読んで、何が幸せで、何を良いとするかは、人それぞれだけど、
自分の気持ちに素直に生きていける程、幸せな環境はないなぁ、と思いました。

よく考えると、ただ人を好きになるだけじゃなく、体中狂おしい程、欲する程、愛おしい。
そんな存在に巡り合えただけでも幸せなんですよね、本当。
永遠に結ばれるか、結ばれないかは別として、その存在に出会えた事は、奇跡です。
そして更に永遠に結ばれれば、これまた奇跡で。

でもそうでなくても、人生が楽しくない訳じゃない。自分次第。
ただ、人との出会いや交わりは、様々な偶然が折り重なって作られたモノなんだと
この本を読んで思いました。中々読み終えるまでに時間がかかったけど、読んで良かったです。
ではまた。
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by jyubon | 2009-12-24 00:00 | ほん | Comments(0)