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イノセント・ゲリラの祝祭  海堂尊

みなさん、こんばんは。今日は休みでした、じゅぼんです。
本当は遠出を考えておりましたが、世の中がお休みの日に人手が多い場所に行く事もなく、
取りやめに致しました。行ったのは市内のミスド。カフェオレとドーナツ2個で90分滞在。
その間に残りを読みきった本を今日はご紹介します。

イノセント・ゲリラの祝祭

海堂 尊 / 宝島社


この本は2008.11.7に発売されました。更に今月文庫本上下巻が発売されました。
過去に「チーム・バチスタの栄光」の上下巻を買い、一気読みして以来、
このシリーズの大ファンな私。そしてその私に唯一共感してくれるのが実父。
私が読み終えた本を岐阜に送り、彼が読み、電話で「あ~でもない、こ~でもない」等と
読書感想を語るのが、馴染みになりましたが、最近では専らメールです。
この本の感想文(しかも長文で漢字が多く、辞書を要する)が届くのが楽しみです。

さて本題です。田口・白鳥コンビの第4弾シリーズ。
今回は殺人事件が主体ではなく、「医療事故を裁くのは一体誰なのか?」と言う部分が主体です。
かなり専門用語も飛び交い、更には漢字の羅列で読んでいて眩暈を覚えましたが、
読み進める楽しさは、このシリーズの醍醐味でもあります。

いつもはどんどん前に前に出て、ウザイ白鳥が不気味な程、後ろに構えている様が面白く、
グッチーこと田口先生が、知らない間に切り札となり、前に前に出て行かざるを得ない様も
中々滑稽で、マリオネットなのに、感情も持ち合わせていて、素人でもある読者に問題の答えを
見出してくれる役割も担っています。

「医療事故をどうしたら防げるか?」と考えてくれる人がおらず、
机上の空論を淡々と推し進めて満足して、会を進行してしまう厚生省。
そこにメスを入れるべく切り札的役割を任せられたグッチー。
そのグッチーのフォローを水面下でしている白鳥。
更にその白鳥とグッチーの共通の知り合い(彦根)が、グッチーをマリオネットに仕立てる。
そして、最後に爆発をするのは何か?どうなるのか?

読み終えて気持ちがスッキリしたと同時に、最後の締めが次なる波乱を予告しており、
このシリーズはまだまだ続くな?と期待してしまいました。

文中で「極北クレイマー」とリンクする部分があり、また読み返したいなぁと思ってしまいました。
が、その「極北クレイマー」は父の元。図書館で借りるしかありませんね(笑)

このシリーズを定価で買ったのは「チーム・バチスタの栄光」以来でした。
TOLのセールで買ってしまいました。更に他にも読みたくなった海堂先生の本も出てきました。
今年も昨年以上に読書頑張ろうかな?

さて今夜もあっと言う間に見終わってしまう「龍馬伝」を見て、「堂本兄弟」のNOKKOを見て
明日の日勤に備えたいと思います。旦那さんはいつ帰ってくるのかしら?
自由気まま夫婦のじゅぼん家(笑)妻は今からカレー鍋を作って食べようと思います。ではまた。
by jyubon | 2010-01-17 19:30 | ほん