アダルト・エデュケーション  村山由佳

みなさん、こんばんは。今日は夜勤のじゅぼんです。
明日夜勤明けで、職場の夏祭りです。明後日の夜、無事家に辿り着けることを祈ります。
さて今日は、先日の休みの日に一気読みした本をご紹介します♪

アダルト・エデュケーション

村山 由佳 / 幻冬舎


この本は、2010.7.25に発売されております。
昨年「ダブル・ファンタジー」で様々な賞を受賞された村山由佳さんの最新作です。
雑誌に連載された短編小説を1冊にまとめたものです。

帯にこうあります。

ただ、恋、だったのだ。
そんな凶暴なものに、誰が抗えるだろう。
 

植えつけられた罪悪感なら捨てた。
秘めた願望を実行したら、新しくなった自分を知った。
覚悟を決めた12の恋の行方。


↑の帯だけで、既に勝手に引き込まれてしまいました。

12人の主人公が、様々な考えや人生経験の上で、恋愛に苦しみ、もがき、何かを得ます。
時には痛々しく、切なく、哀しく、激しく…。

倫理から逸脱しているのかもしれない。
でも道徳(モラル)が何だ!とも言いたくなる。
恋愛や欲望とはとても密接していて、どちらも満たされる事は無理なように思う。
たとえ一瞬でも満たされるものならと、試行錯誤して
毎日過ごしているのが、私達ではなかろうか。

ただ欲望の赴くままに動いている訳ではない。
その都度、立ち止まり、考え、また動き出す。その速さが早いか遅いかだけだと思う。
恋愛とはそういうものではなかろうか。

恋に悩んでいる人も、少し遠ざかっている人も、読み応えはあると思います。
憧れてはいけないのかもしれないけど、少し憧れる主人公もいたり、
決してハッピーエンドじゃない終わり方もあるという事も教えてくれる、
この本は、しばらく何度も読み込みそうです。

短編の集まりですし、他の短編と連動している訳ではないので、非常に読みやすいです。
村山さんが官能的な部分を書かれる描写が、何とも美しく、リアリティがあって好きです。
またこの手の次回作、楽しみにしています。ではまた。
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by jyubon | 2010-07-31 00:04 | ほん | Comments(0)