往復書簡  湊かなえ

みなさん、おはようございます。今日は夜勤のじゅぼんです。
連日昼間勤務で、更に介護職が不足してる毎日。
介護職の仕事も完全に入ってやったりと、体力が回復する前に疲労が蓄積。
昨夜は超熟睡でした。「休足時間」様々です(笑)

さて今日は、昨夜届いた小説を、速攻読み上げたので、ご紹介♪

往復書簡

湊 かなえ / 幻冬舎


この本は、2010.9.21に発売されました。
「告白」の作者でもある、港かなえさんの最新刊です。
今年になって、かなりのハイペースで本を出されております。

この本は、以下の3編から成り立っております。
・十年後の卒業文集
・二十年後の宿題
・十五年後の補習

タイトルの通り「往復書簡」のみで構成されております。

「十年後の卒業文集」では、高校時代の放送部の子達のお話。
放送部内で1組のカップルが結婚した後、写真を送ると言う口実で、
仲良し組に手紙(文通)を始めます。そして過去の事件を暴いていこうとします。
最後に「えぇ?」と、意外な結末に妙に納得させられました。

「二十年後の宿題」では、小学校の時の先生が病に倒れて、
自分が20年前に担任した6人の子供達に今元気で暮らしているか確認して欲しいと、
元教え子で、今は高校教師の男性に頼みます。病に倒れたのは女の先生です。
この頼まれた元教え子。↑の「十年後の卒業文集」で出てくる放送部の顧問の先生なんです。
そして20年前にあった事件の真相を6人に会って知っていきます。
だけど、最後の6人目に会った時の衝撃が何とも言えません。
でも「往復書簡」です。その後も、もちろん「手紙」。
短い文章で元教え子のその後も少し分かって終わりました。

「十五年後の補習」では、出会って15年間のカップルのお話です。
突然彼が「海外青年ボランティア」に2年間行って来ると聞かされ、彼女は驚きます。
「往復書簡」も行き20日、帰り20日と時間差があります。
それでもネット社会において「文通」と言う行為は非常に新鮮で、
普段言葉に出来ないことも書けてしまいます。
この物語の主人公の2人もそうでした。しかし15年前に事故…事件があったのです。
彼女はショックで記憶から抜け落ちていると思っていました。
そして彼はそれでいいと思っていました。
だけど、皮肉にも彼が嘘の手紙を書き綴った結果、彼女は事実を思い出してしまうのです。
しかし最後の終わり方が、どんな意味なのか、いまひとつ掴めないでいますが、
「手紙」とは、相手を真剣に思うばかりに、嘘を簡単につけてしまう道具でもあると、
この物語を読んで思いました。

やはり、湊かなえさん。必ず驚きのスパイスを振っておいてくれてます。
読み進める楽しさ・ワクワク感・スリリング感が常にあって、楽しかったです。

小説が苦手な方でも絶対に読めますよ。
「手紙」を読み進めると、物語の真相が浮かんで来て、最後「えぇ?」と驚かされるのですから。
ファンの方も、そうでない方も、「読書の秋」にいかがですか?ではまた。
[PR]
by jyubon | 2010-09-27 11:47 | ほん