自縄自縛の私  蛭田亜紗子

自縄自縛の私

蛭田 亜紗子 / 新潮社


この本は、2010.9.20に発行されております。
第7回「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞作だそうです。

本の帯びに、唯川恵さん、山本文緒さん、角田光代さんら選考委員、驚嘆!とあります。
それぞれのコメントが興味を惹かれて、購入してみました。

「自縄自縛」とは「じじょうじばく」と読みます。
その漢字の通りの行為です。自分で自分の体を縄を使って縛る。
そして、その行為に快感を覚える人の話です。

本編は以下の5編の短編モノから成り立ちます。
「自縄自縛の私」
「祈りは冷凍庫へ」
「ラバーズ・ラヴァー」
「明日の私は私に背く」
「ごみの、蜜」

全く関連性がない訳ではなく、どこかで繋がっているお話だったりして、
きっと世の中に知らないだけで、あるお話なのだと思いました。

偏った性癖の話で、受け付けにくい方もいらっしゃると思います。
ただ自分が知らない世界を本と言う道具を持って知り得るのは有難い事です。

危険と隣り合わせの出来事だったり、色々ですが、どれも痛々しい部分もありながら、
どこか憎めないというか、固唾を呑んでしまう部分などあって、
上手く言えませんが、切ないお話が多かった印象でした。

この本で知ったのは、本当に様々な文学賞が存在していると言う点。
知らない本が溢れかえっているのだと、まだまだ知らない本への夢を持った点でした。

この本を店頭で見かけた方、気になった方は、宜しかったらどうぞ♪
秋の夜長、静かな空間で読むことをオススメします。ではまた。
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by jyubon | 2010-10-21 01:23 | ほん | Comments(0)