あられもない祈り  島本理生

みなさん、こんばんは。今日は夜勤明けでした、じゅぼんです。
思いの他、スムーズに仕事が終わり、無事にミスもなく帰宅することが出来ました。
そして、帰り道に近所のBOOK OFFに寄って買って、今夜読みきった本をご紹介♪

あられもない祈り

島本 理生 / 河出書房新社


この本は、2010.5.13に発売されました。
本の帯には以下のようにあります。

「王様のブランチ」ほかメディアで話題!

<あなた>と<私>…
名前すら必要としない二人の、密室のような恋


幼い頃から自分を大事にできなかった、20歳のOLの私。
婚約者がいるのに愛を告げ続ける、倍ほども年上の男の熱情に
私はためらいながらも、次第に心動かされて- 



凄まじい緊迫感と密度に圧倒され息をのんだ。島本さんの地平はどこまで広がるのだろう。
                                  -----山本文緒

火照った躰の内側から滲み出す愛の不毛と孤独は、私を虜にした。-----行定勲

この小説を読むこと自体、胸をえぐられる恋愛をするのと同等だ。-----西加奈子

早く読んでほしい。でないと、この物語はそれ自体が持つ熱に溶けてしまいそうだから。
                                 -----青山七恵


この本の帯の中に、この小説が放つ魅力が詰まりに詰まってるのだと、
発売当初から思ってました。だからずっと読みたくて読みたくていました。

でもやはり読めるときって、本当に突然、絶妙なタイミングで確保されるものなのですね。

途中、夕食を挟みましたが、実際読みきった時間は、2時間も要りませんでした。
一気に読みたくなります。

各作家さんや監督さんがおっしゃってる言葉は、どれも当てはまります。
私が、この本を読んでみて、一番ピッタリ来る表現をされていたのは、
西加奈子さんの言葉ですかね。「胸をえぐられる恋愛をするのと同等」だと。

読み終えて小一時間経過しますが、まだ胸が痛みます。
この胸の痛みを例えるならば、何かにつまづいて転んで、膝小僧に擦り傷をつくる。
血が出るか出ないかの状態。ヒリヒリしますよね?あんな感じがずっと続いてるんです。

人と恋に落ちると人は変わる。
変わっていく作業の中で、自分自身との対話する時間と言うものが、設けられる。
その時間を別の何かで逃避する人もいれば、真っ向から勝負する人もいる。

ここに出てくる2人の男女は、時間をかけて、2人の時間を経て、
様々な感情や環境から脱して、やっと自分自身と向き合えて、前に進めるような
そんな2人だと思います。年齢が倍以上違えど、似たもの同士。愛情飢餓者。

ただの「恋愛小説」ではない。「恋愛小説」だけで片付けて欲しくはない。
その人の人生が出すオーラ。雰囲気。それが恋愛には必然で、背けてはいけないもの。
でもここの中で描かれている物語は、今まで経験したことのない空気感があります。

興味を持たれた方、是非この空気感に一歩踏み入れてみませんか?
「島本理生の新境地」宜しかったらどうぞ♪
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by jyubon | 2011-01-17 23:20 | ほん | Comments(0)