八日目の蝉  角田光代

みなさん、こんにちは。今日は休みでした、じゅぼんです。
今日は、2週間くらい前に読み終えた本をご紹介します。

八日目の蝉 (中公文庫)

角田 光代 / 中央公論新社


この本は、ハードカバーが2007.3.25に、↑の文庫本が2011.1.22に発売されています。
現在公開中の映画「八日目の蝉」の原作本であります。

物語は第1章と第2章の2章からなります。
第1章では、野々宮希和子が愛人の秋元丈博の子供を誘拐して、育て、逮捕されるまでが、
第2章では、その誘拐された赤ちゃんだった秋山恵理菜(薫)が大学生になり、身ごもり、
自分の過去と向き合うまでを描かれています。

2人の人生は、4年間一緒に過ごしただけで、赤の他人ではあるけど、
どこかで似てて、ニアミスもしている。

色々考えさせられる話で、私は一気読みする本だと思いました。
ただ私は2回の皮膚科受診の待ち時間で読破してしまいました。時間にすると2時間くらい。
早く読める人はもっと早く読めるかもしれません。
それくらい夢中に読める本でした。

映画化されるのもうなづけます。
そして映画の配役を思い浮かべながら読むと、もっと読みやすいかもしれません。
少なくとも私はそうでした。

子供が産めない女性。
子供を産んだけど、心に欠陥を正当化しようと、自分自身のことでいっぱいいっぱいな女性。
そしてその二人の女性を天秤にかけ、二人とも幸せに出来ずに、ただ生きている男性。
そんな男性に似た男を好きになる女性。

色々な人間がいるけど、ここまで濃厚に、様々な人間を描いた内容を描ける角田さんを
本当に尊敬します。そしてまた彼女の本を読んでみようと思いました。ではまた。
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by jyubon | 2011-05-29 19:40 | ほん