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ひぃばあちゃんとひ孫

おばんです。日勤リーダーでした、じゅぼんです。
今日はゲルマン人ならぬ、入所者の大移動があって大変でした。お部屋が変わったんです。
これでリスクを回避した介護が出来ればいいなぁと思っております。

そんな中、泣けるお話がありました。
入所者で私が一番のお気に入りのババ様がいます。そのひ孫が介護員として働いてます。
ひ孫は23歳の男子で昨年結婚したばかりの新婚さんです。
ヒィばあちゃんに当たる彼女は、ひ孫の名前を呼んで「〇〇〇だよ」と教えても首を振ってました。
それは彼女の記憶あるひ孫の姿ではなかったからです。
彼女の中では、子供のひ孫の記憶で留まっていたのだと思います。
私は時間があってひ孫にも時間がある時に強引に面会させてました。

今日もその通りで「〇〇〇だよ」と教えました。いつもなら首を振る彼女がこう言いました。
「わかるぅ~」
本当に理解してました。ひ孫の彼も「初めてですね、ここへ来て」と言ってました。
私は彼女と関わって早数年。こんな瞬間に携われると思いませんでした。

そして彼女に服でも買ってあげたら?とひ孫に言ったら「今度誕生日なので…」と彼。
その話を教えると彼女はまた泣かせる事を言いました。
「無理してぇ 買わなくても…ええ」
もう本当に涙が出るかと思いました。そしたら周りにいた入所者も私同様涙目。
本当に「今日はいい日」でした。しばらく施設内で私職員に話しまくります。
こんな感動的なことないですもん。
認知の彼女の記憶が一時的かもしれませんが戻ったこの時を忘れません。

明日からも仕事頑張れます。そして明日は夜勤、もっと頑張ろうと思います。
by jyubon | 2007-02-08 21:07 | おしごと