2011年 03月 31日
瓦礫の山と粉塵。
実の所、私自身、大震災後に被害の大きかった場所に出向いていなかったのです。
仕事で行けないという理由と、一人では怖くて行けないという理由でした。
昨日突然、岐阜の父親のイトコさんから、被災者としての体験談を含めたお話を知りたいと
依頼がありました。ポーランドでお話する機会があるんだそうです。
それにはリアリティがより一層必要だと感じて、一度は見ておかないとと思っていたので
良い機会だと、旦那さんに乗せられて行ってきました。
もう絶句。
道路に船があるわあるわ。電信柱はボッキボキ。ガードレールも原型を留めてません。
海にも転覆した船や車の数々。道路も瓦礫の山。そして粉塵。
車の中から見ていても、思わず咳き込んでしまいました。
旦那さんの実家は少し高台で、本当に道路1本で命拾いしております。
もう少し低いと、津波の餌食になっていました。
甥っ子が好きだった海も船も、諦めるしかありません。
お父ちゃんも「何が困ってるの?」と言ったら「無職でこの先どう生きていけばいいか不安だ」
と言っておりました。
旦那さんも「お父ちゃんは死ぬまで漁師だと思ってたから、ショックだ」と
こぼしておりました。
9年しかいない私が絶句するんです。
30年以上住んでる旦那さんはもっと。
60年以上生きているお父ちゃんとお母ちゃんはもっともっと辛い思いをしています。
現実は凄まじい。私本当に頑張らなきゃ。
あそこから這い上がっていく人たちと一緒に復興へ向けて頑張らなきゃって思いました。
あと、沢山の自衛隊の方々が行方不明者をずっと捜索してました。
ただただ頭が下がる想いでした。
今日はゆっくり寝たいですが、興奮状態なので、眠くなったら寝ようと思います。ではまた。
by jyubon
| 2011-03-31 19:19
| 東日本大震災