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こんな中の新入社員。

昨日出勤したら、前日にいなかった知らない顔が5人いた。
4/1付けで入職した新入社員だ。
彼らは学生気分が一切抜けておらず、チャラいと言うか、浮かれている。

男子でこの仕事に就くこと自体、心の優しい証拠なのだが、
こんな状況で教える余力があるのだろうか…と不安がよぎる。

そしたら昨日だけで面接を12人やったと上司が言っていた。
職場を失った人など、沢山仕事を求めてやってきているらしい。

避難している人だって被害者なのですが、職場は一切連絡を職場サイドからすることなく、
連絡をしてきている人間にだけ話すスタイルを取っている。最低だ。

私自身、避難している人とのコミュニケーションが一切取れる精神状態じゃなく
今日になって、逃げている人は職場に戻ってきても自分の席がないかも?と
私が勝手に焦って、一番仲良くしている子に連絡を先程してました。

そしたら戻ってくるつもりでいたとの事。
昨日の時点でも2人戻ってきてくれて、再会の抱擁をした位で、
それだけで精神的に救われて、本当に嬉しくて、体が楽になった気分でした。
更に戻ってくる人がいる。

本来の職場の姿に戻れそうな兆しが見えてきました。
嬉しい。そして本格的に軌道に乗るまでは、別の意味での戦いが始まるんだと思います。

新入社員にちゃんとした指導(教育)が行き渡らないとは思うけど、
こんな時だからこそ、自分達も危機感を持って、這い上がる気持ちで頑張って欲しい。

4/1の夜。夜勤の夜。岐阜の父の姉が亡くなりました。
先日入院先に面会に行って、父を認識して感情豊かに話が出来たと言っていました。
その話を聞いた時点で、「そろそろだ」とは思っていました。
静かに穏やかな最期だったそうで、安心しました。長い間心の病との闘い、お疲れ様でした。
ゆっくり両親の元へ行って休んで欲しいです。

そんな中、元お隣さんが我が家を訪ねて来てくれました。
感動の再会。涙の再会。下の子供と一緒に来て、少しお話しました。
子供のトラウマは凄くて、暗闇がダメとか、津波の被害にあった実家を見たくなくて泣くとか
4歳のお姉ちゃんのトラウマがこれ以上深刻にならないことを願いたいです。

大人でも怖いと思う地震。子供はもっとでしょうね。
震度3程度ではPCをそのまま平気で打ち続けられるし、動じなくなった自分の心を
子供達に差し上げたいです。

今日も濃厚な1日でした。外部の人との交流は本当に大切だとつくづく思いました。
職場と家の往復だけでは「井の中の蛙」になってしまいます。
いつも行ってたファミマも再開して、仲良しの店員さんと無事を確認したり
やはり少しずつ少しずつ現実を受け止めて歩き出す時期なんですよね。
みんなで頑張ろうって思えました。

頑張ろう、東北魂。
by jyubon | 2011-04-02 19:22 | 東日本大震災