2011年 04月 06日
復興への道のりは険しい。
それは、いつも取引している業者さんが稼動していると言う話を聞いたから
そんな発言をして、行き渡らない人に支給して欲しいという訴えだった。
そしたら事務課が、理由を言わずに「支援物資だけでやりくりしろ!」などと言い出す。
不可解極まりなく、オムツ発注担当を介して確認をした。
何のことはない。いつも取引している業者さんが、まだ再開の目途が立っていなかったのだ。
それを先に言え!
そしたら過剰だと思っていた支援物資も、過剰でないと思われる。
実際、オムツと紙パンツばかりの支給で、中に入れて使用するパット類が著しく少ない。
でも今あるだけの物資で行うには、そんな事も言っていられない。
パット類も少ない吸収力のモノばかりなので、多分1週間持てばいい。
そうなると、オムツだけをその都度交換する形で賄うしかない。
現場と事務課との温度差が尋常じゃない。
何故現場の声を毎日聞かない。毎日確認しない。
どんな状況でこの苦境をこなしているのか。毎日待機しているクセに何もしない。
単なるオムツではない。全て利用者さんにかかってくる問題。
支援物資は確かに無料だ。有難いお話で、職場のコスト削減にも繋がることには違いない。
その全国各地の方々の想い、その方々から私たちの所まで運んでもらうまでの道のり。
そこまでにかかった人件費を考えたり、有志を考えると、ただただ頭が下がる。
そんな人達の思いを全く感じ取っていないかの発言、言動にはほとほと呆れる。
同じ被災者として許せない。
同じ環境でも捉え方は人によって違う。
「夜勤ばかり大変だな。ごめんな。」と事務のトップに言われた。
全く無感情で心は一切こもっていない発言。「別に大丈夫です」としか返答できない。
もちろん無感情で笑顔でなんて言える訳ない。
経営者に「多く休みを取れ」と私に指示があったらしいが、そんな勤務表でもない。
挙句の果てに、3/22~休みナシで働いている私に向かって上司が
「私がつくった勤務表はあくまで借りだから、作り直しちゃって」などと今朝言われる。
案の定な展開。先にそんなことだろうと読んでいた私は、もう夜勤中に作っておいた。
もちろん、明日から2連休にさせていただいた。
何故言ってることとやってることが矛盾しまくっていることに気づかないのだろう。
さすがの私も、正しい思考回路ではなく、今日の夜勤明けで疲れが一気に出てしまった。
旦那さんに「奥さんってよく働くなぁって思わないの?」と聞いたら
「じゅぼんだなって感じ」だと返答された。
「あたしが働かないでどうするの!的な感じでしょ?」とサラリと言われてしまった。
確かに、その通りだ。
見ている人は見ていてくれる。わかってくれる人は分かってくれる。だから頑張れる。
今日から金曜日まで「天使の休息」とまでは行かないけど、
何も考えずに欲求の赴くままに過ごそうと思う。
職場ですら、この状況。
復興と言う言葉が行きかう中で、本当に復興するまでは程遠く感じてしまった今日でした。
ではまた。
by jyubon
| 2011-04-06 20:54
| 東日本大震災